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管理人の日常です。
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はじまりは二人きりの会話でした。

「膵臓ガンの5年生存率って10パーセント行かないんだって?私、それ知ったのが手術した後でさ。退院して十日くらい経ったとき。先生に聞いちゃったよ。『5年生存率って10%行かないんですって?』ってさ。先生は統計を取ればそうなりますって言ってたけど、こんなに苦しい思いをして何のために手術したのかと考えたよ。だって、手術しても5年後の生存率が10%いかないんでしょ?だったら、余命一年でも手術なんかしないでいればよかった」
 続けて母は同じく膵臓ガンで余命三ヶ月と宣告された人の例を挙げました。六ヶ月後でもぴんぴんしているとのこと。しかも、母の具合が悪いとき、父の機嫌がよろしくないらしい。
「いかにも不機嫌そうにバタンバタンと音を立てて布団をたたんだりするのよ。あんなの見てたら手術なんてするんじゃなかったって思うわ。昔の人だから、『俺がするべきじゃないことをさせられている』と思っているんだろうけど」
 私の同世代も性的役割分担が思考に染みついていると思うし…。一定世代以上の方は性的役割分担に拘る率が高いと思います。
 その結果、女性が病気になると、風邪でもガンでもダンナに気兼ねするのでしょう。いちいち気に病んでいたら治るものも治らないじゃないか。自分がダンナの不機嫌の原因になるのなら、死んじゃった方がいいと考えたくなるのもわかる。

 それは置いておいて!
 とにかく、私がしなければならないことは、母の誤解を解くこと。

 ガン5年生存率とは、手術してから5年後の生存率ではない!がんと診断されてから5年後の生存率だ!
 よって、発見されたときにはステージが最終になっている人が格段に多いガンは、生存率が低くなるわけ。膵臓ガンは発見されにくいので自然と生存率が低くなる。ガンは早期発見が生存率につながるのです。
 
 説明して誤解を解きました。母は納得した後、解放されたような顔をしていました。今まで一人で抱え込んでいたようです。母と二人きりになる機会は殆どありませんでした。今日は偶然にも二人きりになれて、母は涙ぐみながら苦悩を打ち明けてくれました。ずっと気がつかなかった私もバカでした。
 
 帰宅して無事に着いた旨を連絡したところ、父が電話に出ました。
 このところ、初期の感謝の言葉がなくなった父から、改めて「ありがとう」を五回も言われて、どう反応していいのか嬉しいながらも戸惑いました。たぶん、私が母の誤解を解いたことに感謝しているのだと思う。昼食の四川担々麺ではなくて。
名古屋に店がある錦城監修の四川担々麺を私と父の昼飯に作って、大変美味しくいただきました。今まで食べた担々麺の中で一番美味しかった。お店で食べたい。
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