管理人の日常です。
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2025/03/11 ---- 何かというと「死ねばいいんだな」ダンナが4度目の長期病休
2021/05/03 ---- メモ書きを見つけたので整理がてら。
2020/12/08 ---- 旦那が三回目の長期病休明け
2020/11/27 ---- 週三でジムに行くと
2020/11/09 ---- 旦那が三回目の長期病休
先月に、母(膵臓がん胃がんを患い、去年の七月に手術)から、国立がん研究センターから発表された最新のがん三年死亡率のデータを調べて欲しい、と頼まれました。何でも、最新発表がされたという記事が某全国紙に載っていたらしいのですが、母が患った膵臓がんについては詳細が記載されていなかったとか。
取りあえず調べて印刷し、郵送しました。リンクはこちら。結論として、女性の膵臓がんステージⅢの三年生存率は10.2%、ステージⅣは2.5%。母はステージⅢからⅣと宣告されていました。
本当のところ、知らせたくは無かった。でも、今後の覚悟というか計画というか…母本人はもとより、頑丈で病気知らずの父にも覚悟を持ってもらいたかった。だから、あえて資料を郵送する形で私の心を知らしめたつもりです。
本人は落ち込んだみたいです。「あと一年…二年生きられれば御の字か…」と呟いていましたが、がん宣告の直後と全く雰囲気が違いました。覚悟が出来たような口調でした。
私も覚悟しなくては。なるべく多く、母と話そう。残り少ない間を会話で埋めよう…母がしぶとく生き延びれば御の字って事で。
国立がんセンターの統計データを漁っていたら、面白い事案を見つけました。
サバイバー生存率ってものです。リンクはこちら。ただし、エクセルファイルですので、エクセルのソフトが入っていないと見られません。
がん宣告の時点を「0年サバイバー」として、以下、一年が経つごとに生存している患者を「1年サバイバー」、「2年サバイバー」、…として、それぞれのさらなる五年後の生存率を調べたものです。
元がエクセルファイルでしたので、試しにグラフに加工してみたら、膵臓がんのサバイバー生存率は面白い挙動を示していました。告知後生き延びる期間が長いほど右肩上がりに、「更なる五年生存率」が上がるのです。そのうちにグラフを掲載しようと思います。
このデータを高三の娘に見せてみたところ、
「前の奴よりもずっと良いデータじゃん。さっそくばあちゃんに知らせなよ。ばあちゃんには長生きして欲しいもん。少なくともあと七年は生きていて欲しい」
と。
七年の根拠は…娘がやりたい仕事は大学院まで出ていないと難しいから。一人前になった自分を見て欲しいのかも。
母にこの資料と娘の望みを話したら、「…ありがとうね」と言われました。しかし、今のデータはもとより、母に頼まれたデータまで娘に掲示していたことに驚かれました。
「あの子、知ってるの?」
母の問いに私は答えました。
「隠す必要ないでしょう。あの子はもう高校三年生だよ。(ばあちゃん、死んじゃ嫌ぁ~とグズグズする年でもないし、娘が私の実両親に会うのは年三~四回)」
年長者が年少者に出来ることは最早殆どないのではないかと思っています。たいていのことはネットで調べられるし、年寄りの知恵もまたしかり。
しかし、年長者が年少者に出来ることは確実にあります。
それは、『老い』とはどのようなことなのか。『死』とは。なんなのか。知らしめること。
こればっかりは、実際に側に居なければわからない。
取りあえず調べて印刷し、郵送しました。リンクはこちら。結論として、女性の膵臓がんステージⅢの三年生存率は10.2%、ステージⅣは2.5%。母はステージⅢからⅣと宣告されていました。
本当のところ、知らせたくは無かった。でも、今後の覚悟というか計画というか…母本人はもとより、頑丈で病気知らずの父にも覚悟を持ってもらいたかった。だから、あえて資料を郵送する形で私の心を知らしめたつもりです。
本人は落ち込んだみたいです。「あと一年…二年生きられれば御の字か…」と呟いていましたが、がん宣告の直後と全く雰囲気が違いました。覚悟が出来たような口調でした。
私も覚悟しなくては。なるべく多く、母と話そう。残り少ない間を会話で埋めよう…母がしぶとく生き延びれば御の字って事で。
国立がんセンターの統計データを漁っていたら、面白い事案を見つけました。
サバイバー生存率ってものです。リンクはこちら。ただし、エクセルファイルですので、エクセルのソフトが入っていないと見られません。
がん宣告の時点を「0年サバイバー」として、以下、一年が経つごとに生存している患者を「1年サバイバー」、「2年サバイバー」、…として、それぞれのさらなる五年後の生存率を調べたものです。
元がエクセルファイルでしたので、試しにグラフに加工してみたら、膵臓がんのサバイバー生存率は面白い挙動を示していました。告知後生き延びる期間が長いほど右肩上がりに、「更なる五年生存率」が上がるのです。そのうちにグラフを掲載しようと思います。
このデータを高三の娘に見せてみたところ、
「前の奴よりもずっと良いデータじゃん。さっそくばあちゃんに知らせなよ。ばあちゃんには長生きして欲しいもん。少なくともあと七年は生きていて欲しい」
と。
七年の根拠は…娘がやりたい仕事は大学院まで出ていないと難しいから。一人前になった自分を見て欲しいのかも。
母にこの資料と娘の望みを話したら、「…ありがとうね」と言われました。しかし、今のデータはもとより、母に頼まれたデータまで娘に掲示していたことに驚かれました。
「あの子、知ってるの?」
母の問いに私は答えました。
「隠す必要ないでしょう。あの子はもう高校三年生だよ。(ばあちゃん、死んじゃ嫌ぁ~とグズグズする年でもないし、娘が私の実両親に会うのは年三~四回)」
年長者が年少者に出来ることは最早殆どないのではないかと思っています。たいていのことはネットで調べられるし、年寄りの知恵もまたしかり。
しかし、年長者が年少者に出来ることは確実にあります。
それは、『老い』とはどのようなことなのか。『死』とは。なんなのか。知らしめること。
こればっかりは、実際に側に居なければわからない。
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