漢方の勉強をはじめたことから、旦那の慢性下痢を治したくなりまして。
ある処方をしてひと月経った今、ようやく効き始めたみたいです。
旦那の現状を問診して、よい方向に向かっていると思いました。舌診したところ、水毒(水分が体の中でうまく循環していない)がだいぶ良くなっている。舌のむくみはだいぶ改善されたし、舌裏の静脈も前よりも腫れが引いている。
そこで困ったのが、旦那がいわゆる正常な状態を知らないことです。
「トイレは一日三回以上、座ったとたんに液体が噴き出す、が標準じゃないの?」
「違う。大は一日一回。あ、出そうかな~で下半身脱いで便器に座って、いきんですっきり。が標準だよ!」
「物心ついたときから座ったとたんに液体だけど」
「それ健康体じゃないから。つーか、便は固体だから!」
「えーっ、液体しか経験無いけど」
彼はあろうことか、便が固体になったので私に相談してきたのです。ここ二三日で便が固体になったから排出しにくくて、と。回数も減って一日一回だし。薬が効きすぎじゃないのか。
それが一般的だよ!
二種類の薬を内服しているので、そのうちの一つを止めて様子を見ることにしました。
このブログを継続的に読んでいてくれる方には申し訳ありません。
先月に母校の生涯学習講座で漢方鍼灸講座を受講し、漢方にはまり始めました。今回は追加で講義を申し込んだところです。
今回も眠くなることはなく、終始ギンギンでノートを取っていました。学生時代となんたる違い。
以下、講義メモになります。今後増える予定。
風邪について。
・熱が出る人
・熱が出ないけどぐったりしている人
だいたいこの二パターンに分かれます。
さて問題。この二つのうち、手ひどくやられているのはどちらでしょうか?
たいていは、前者だと思いますよね。
実は、後者なんです。
考えてみてください。競技で、実力伯仲するチーム同士の戦いと、実力差がありすぎるチーム同士の戦いはどちらが激しいせめぎ合いになりますか?
前者ですよね。つまり、前者は免疫・体力VSウイルスの実力が拮抗しているので激しい戦いになり、反応が顕著にでます。こっちはウイルスやっつけようと発熱で対抗します…結果、発熱・頭痛・関節痛が出るのです。
これに対して、後者は…ウイルス優勢でこてんぱんにやられっぱなし。ウイルスに対して発熱で対抗することすら出来ない。無駄に体力ばかり奪われる。「いや~たいした熱が出てないから仕事に来ちゃった~」と宣って出勤している人、冗談じゃ無いです。とっとと休んでください。あなたに体力や抵抗力がないから熱が出ないんです。つまり、周囲にウイルスをばらまいているんですよ。たいていは免疫力も低下しているからウイルス増え放題。なまじっか熱がある人の方がまだマシです。ウイルス抑えるために熱出しているから。だからといって、病人は公共の場に来てはいけませんよ。
現代人は体力が低下している傾向にあるため、熱が大して上がらないくせに体がだるい…って症例が多いらしいです。いわゆる直中の少陰です。
漢方は体質と症状で処方を決めます。ですから、一般に血の道症向け…女性向けと知られている「当帰芍薬散」が男性に処方されるケースもあるのです。
漢方・鍼灸について。
面白くて面白くて、10:30~16:10の時間があっという間に過ぎました。
以下、覚え書きです。増える可能性があります。
「風邪に葛根湯を処方するのは竜刀で鶏を切るようなものだ」
の意を示したのは曲直瀬道三だとか。葛根湯は切れ味のいい処方らしいです。だから、「風邪ごときに葛根湯?やり過ぎだろ」と言いたかったとか。
漢方は症状と体質で使う薬を判断します。だから、病名だけで判断して使用する漢方は合わない人がいる。花粉症だったら小青竜湯とか。風邪だったら麻黄湯とか葛根湯とか。薬局でそのような宣伝で売っていますね。漢方は体質によって合う合わないが変わってきます。メジャーに売られている漢方が合わなかったら、東洋医学医に相談してみたらよいと思います。
たとえば帯状疱疹。
一般的には原因ウイルス叩けばいいんじゃね?です。
そしてウイルス叩きました。こてんぱんにやっつけました。…しかし、めっちゃかゆいんですけど。痛いんですけど。ウイルスいなくなってもかゆくて痛い。帯状疱疹そのものが治ってないから。
水包性のぶつぶつが出来てるね。しかも痛いの?→だったら、越婢加朮湯(麻黄・石膏・蒼朮・甘草・大棗・生姜)かな。
麻黄・石膏は大雑把に言えば腺分泌の制御に使える。だから花粉症にも使える。いわば水分コントロール。花粉症の鼻水は水がたくさん出ていて水分コントロールが難しい。だからこれらを含む処方がよく出される。
だから、同じ花粉症でも鼻水はさほどでなくて目がめちゃめちゃかゆいって症状だと、違った処方が出されます。
鍼灸の講座では、つぼを見つける実習をして、何人かが先生に鍼を打ってもらいました。いくつも症状抱えている人が相手になると、先生がワクワクした顔になっている。「こういう人診ると俄然力が入りますね」プロにただでやってもらえるから、私もずうずうしく名乗りを上げました。肩こりがひどいので肩井と曲垣、合谷に打ってもらい、本当に効くのかなあ…と首をかしげたその翌日、効果を実感。置き鍼外した二十四時間後、肩がつっぱるつっぱる。マジでつらい。皮膚に刺さらない鍼セットをいただいたので、自分でやってみることにしました。
つぼを刺激することによって、自律神経のバランスを取る。ですから、下痢も便秘も同じつぼ。
分析機器、分析機器部品、コンポーネント、理化学機器、研究設備、計測機器、試験機などの展示と関連セミナー、コンファレンス有りのイベントに参加してきたのですが、仕事から離れて趣味の世界に走っている分もありましたので、休暇を取って参加しました。
メッセ全体を使って、業者さんたちが展示ブースを作り、自社の製品をいろんな形でアピールし、さらには別会場を使ってセミナーやコンファレンス、新技術説明会などが開催され、いくら時間があっても足りない規模の一大イベントです。
今まで何度か参加して思ったこと。展示されている各ブースの面積と位置が、そのまま出店企業の規模、力関係が丸見え。
これって、二次元イベントと同じじゃないか?だって、イベントの壁サーにあたるのはあそことあそこで、ブース面積半端ないし、角っこだし、
とくだらないことを考えつつ、ふらふらと歩き回りながら、気になる分野の展示があると立ち寄って、話をしつつアンケートに答えて名刺を渡しグッズをもらい…を繰り返していました。真剣にやると結構時間を食います。某紙関係のブースでは掃除の話で盛り上がり、某ガラス製品のブースでは台所で使うガラス製品の話で盛り上がり…相手が女性だと話題がドメスティックになって仕事からどんどん離れていく…。
標題から話が大いにそれましたが、江戸時代の食文化がいかに健康にかなっているかというセミナーに参加しましたのでその報告をさせていただきます。
興味のある方は、最後までどうぞ。
直近の日経メディカルオンラインで氷解しました。イオン交換樹脂って昔は高脂血症の第一選択薬だったのですね。私は薬剤師本来の仕事から10数年以上遠ざかっているエセ薬剤師だけど、それでも、薬剤師のくせに全然知らなかったよ。
抗アレルギー薬であるアレジオンが家にたくさんあったので、昨夜飲んでみたら。
…一時間後には発疹が消えた。
翌朝も発疹が起きなかった。いつもなら、起きて数分のうちに発疹が出現するのに。
用法・用量について、ネットで添付文書を調べればよかったのに、面倒くさいので手近にいる元病院薬剤師に聞いてしまった。
一日一回でOKらしい。これは楽です。
中途で錠剤を分割して一日量を半分に減らし、様子を見て、そのうちに完全になくそうと思ってます。
…周囲は病院に行けと言ってるのですが…
私としては、やっと行ってくれたか、という心境です。
私は仕事関係の勉強会に行っていたので、帰宅は十時をまわっていましたが…コートを脱ぐヒマもなく、ダンナの話を聞く羽目に。
当面は薬を飲みながら仕事をして様子を見つつ、いずれは一ヶ月程度休職する…という方針でいくらしいです。
明日明後日は幸い休日だから、どれくらい眠くなるかを見定めて、朝の服薬時間の調整指導をする予定。車通勤なので、事前に見極めておかないと危ないですから。こればっかりは、実際に服薬しないとわかりません。
明日は所用があって朝五時起き。用事が済んだら、歴史博物館の特別展示でも見に行こうか。
仕事のことが気になって、眠っても二時か三時に目が覚めて、仕事をやりだすってパターンが続いていました。
そんなこんなで睡眠不足で仕事の効率が格段に落ちていき…で、
やっと、本人もまずいと思ったらしく、精神科の予約を入れたみたいです。
端で見ていて、何度食事に睡眠薬を混ぜてやろうかと思ったか!
私は、話を聞くことと、おいしいご飯をつくってやることぐらいしかできないけど。…まだ、食欲が落ちていないだけ幸いです。
体力がない人は、がんばりが利きません。たとえ、脳みそしか使わないことでも同じです。意外に思われる方が多いと思いますが、事実です。
もともと体力がないひとは、頭脳労働も軽く見ないで、自分の限界を頭に入れつつ仕事をしましょうね。
なにがしかで気になって、中途で目が覚めるのならば、睡眠薬を使ってでも眠った方が精神の休息になりますよ。
中途半端な眠りと、中途半端な覚醒が一番よろしくないです。なまじ起きて成果を残さなければ、と思い詰めるから。
身体の調子が良くないときに食事をすると、心臓がいつもよりばくばくすることはないですか?
それは、身体の調子がよろしくない証拠です。
食事をすると、消化器官がいっせいに活動します。当然、たくさんの血液が必要になります。
身体の調子が悪いときは、心臓が普段以上の働きをしないと、血液を送り込めないのです。だから、心臓がばくばくすると感じるのです。
食物摂取後の心臓ばくばくは、身体の調子が良くない証拠です。なるべく休ませるように心がけましょう。
メッセージのお返事はもう少しお待ちください。ありがとうございます!
新規カテゴリーを設けました。
このブログが完全に管理者の日常を記すのでは面白くも何ともありませんので、
少しは人様の役に立つ情報を発信しようかと思います。
第一弾は、風邪とか。
出来れば早く治したいですよね。
なので、ここで、私が早く治すコツを伝授したいと思います。
ポイントは、
◎出てしまった熱は下げない
この一言に尽きます。
なぜなら、病原菌・ウイルスが繁殖できないように身体は熱を上げているからです。
それが証拠に、解熱剤を飲むと一時的に熱は下がりますが、結局対処療法に過ぎず、根本的に治らないので、薬がきれればまた熱が上がってしまい、元の木阿弥になるのです。結局だらだらと調子が悪いまま引きずるのです。
しかし、大人になると、どうしても外せない用事などが出来るんですよね。
熱が出ると、頭痛がしてくる方が少なからずいらっしゃいます。
あー、こんな頭痛じゃ仕事できねえ。だから解熱鎮痛薬飲んじゃえ。
普通はこんな図式になります。
しかし、待って下さい。解熱鎮痛薬は、腹痛以外の鎮痛と同時に「解熱」作用もあるのです。
まともに飲んでは、病原菌を弱らせるためにせっかく身体が上げた熱が下がってしまいます。
そこで、一番良いのは、元凶を殺すには熱を下げたくない。しかし、頭痛には耐えられない方におすすめの療法。それは、解熱鎮痛剤を規定の半分飲む。
こうすれば、頭痛は治るけれども、熱は下がらないらしいです。
かかりつけの医者に聞きました。社会人にはとっておきの方法とか。
ただし、お約束どおり万人に効くわけではありません。頭痛が治る最低量と、解熱作用がある最低量の差が殆ど無い人には、当然ながら効きません。その点はご了承下さい。
私は子持ちでフルタイム勤務なので、病気は速効で治さなければなりません。
この方法を知る前は、風邪をひいたときは解熱鎮痛薬は一切飲まず、頭痛は冷えピタで無理矢理押さえ込んで気合いで治していました。解熱鎮痛薬を飲むと長引くのは経験と知識でわかっていたからです。
少しはお役に立てましたでしょうか?