引っ越し屋が用意してくれた段ボールでは全然足りない。やむなく、調理器具のほとんどを置き去りにし、あとでちょこちょこ取りに行こうかと。食器の梱包でダンナが切れかかっていました。やってもやっても終わらない。
娘は友達二人と共に学校から帰ると、しばらく庭で遊んでいました。…今日も仲良しさんのお母さんに娘を託して梱包作業。今日(27日)の朝一番で引っ越しで、夕方には前の小学校に書類を取りに行き、明日には転出先の小学校に行かねばならない。その前に前に通っていた学童保育所と、小学校に荷物を引取に行かなくては。
夕飯に、一昨日の夜に肉を食べ尽くしたアイスヴァインの骨と人参と玉ねぎを5時間ほど煮て、キャベツを加えて1時間ばかり煮たスープを出しました。この手の燃料費がやたらとかかっていて、さっぱりした食べ物が大好きな娘はおかわりを沢山して、とうとう私の口には一口も入りませんでした。骨周辺のゼラチン状のぷるぷるしたところが激うま…だそうです。私、食べたことにないんだけど。引っ越したら、都市ガスからプロパンガスになるんだぞ。ガスを無神経に使えなくなるぞ。
キリリクの更新が遅れます。なぜなら、このファイルに限ってフロッピーディスクで作業していて、引っ越しの作業の時に、外付けの読み取り機が行方不明になったからです。荷ほどきすれば見つかると思います。
その頃は、電子メールはあんまり普及していなくて(トシが判るな)、月に二回は便箋5~10枚のエアメールをやりとりしていた模様。身の回りの出来事や、日本の趨勢を書いていたなあ。友人からの分を読み返してみたけれど、眠くなるほどつまらない。…けれど、当時は丹念に読んで、友人を励まそうと一生懸命書いていたんだっけ。日本は記念切手がしじゅう出回るから、毎回記念切手を貼って出していたっけ。日本の切手はカラフルで図柄も豊富なので海外の収集家の注目の的なのです。
今では、便箋5枚なんて書けません。そんなことするくらいなら、電子メールでちょくちょく連絡を取るでしょうね。
しかし、郵便で一週間から二週間後に届く手紙もまたオツなものですよ。しかも、郵便屋とか空港がストをやらかすと、1ヶ月とか二ヶ月とか平気で滞りますから。それもまた、面白いものでした。北海道土産を送ったのに、あちらの空港がストライキを起こして届くのに二ヶ月かかったことがありました。
引っ越しの荷造りがなかなか進みません。
大事そうにはむはむを手に乗せて、傘をさし、私が庭に掘った穴に娘ははむはむを入れました。
上から土を被せ、部屋に戻ると、娘は泣き始めました。
初めて身近な生き物の死に直面したのですから、ショックも大きかったと思います。
埋葬後、引っ越し先に行って部屋の寸法を隅から隅まで測りました。
後でメモ書きを清書して家具の配置を決めよう。
しかし、照明器具を買う段になって、二人ともソケットの形状をロクに見ていないことが判明。
25日に照明やらカーテンやらを一気に購入して取り付けるか。運動会の振り替え休日で小学校は休みだし、学童保育所に渡す書類一式を間抜けなことに職場に置いてきたから、取りに行かなければならないし、共働きが引っ越すって結構大変。週末しか荷物まとめられないし。
よく晴れた日の運動会…パラソルがない人間にとっては地獄の運動会…
日焼け止めを塗らなかったから、見事に土方焼け。
デジカメで録画して終了!運動会レベルなら、デジカメ録画で充分。
お昼ご飯は娘のお友達のテントに転がり込んで快適に過ごせました。
…しかし、ニジイロクワガタのはむはむの様子がおかしいことに気付きました。
ちっとも動かない。
娘は気丈にも折り紙を切って祈るようにクワガタの模型を作っていましたが、はむはむがちっとも動かないのを見て、泣き出しました。
…約三ヶ月、一緒に暮らしました。でもね、私は4歳の時にもっとつらい思いをしたんだよ。
人間だろうが、動物だろうが植物だろうが別れはあるのです。
今度はメスのニジイロクワガタを飼いたいと娘が言っています。
…私は一体何度葬式に参列したのか?赤の他人の死に目にもあったし、慣れているはずでも、その人のこれまでの人生が全て終わりになってしまうと思うと、ずんと背中に何かを背負わせれた気分になります。
特に、現場に立ち会うとなると(私は医療関係者ではないので尚更)、いろいろなことを考えてしまいます。
存在感のない土気色の肉体を見ると、泣く気がしなくなります。
今までの貴方は何だったの?って。
むしろ、ぶんなぐってやりたい。男でも女でも。
悲しみよりも、怒りがこみ上げてきます。
生き返れよってね。
「同人誌?」
どうしてそういう発想が出てくるんだよ。
そもそも私が同人誌なんて買い始めたのはつい最近になってからだというのに。
きっと、彼の頭の中に、BL系同人誌をニマニマしながら読んでいる私の姿が速攻で浮かんだに違いない。
私がぎろりとにらんだものだから、彼はわたわたしはじめて
「ほ、ほら、ああいうのって、他の人に見られたくないって言うか、なんていうか、自分が面白がっている姿を他人に見られたくない場合も多々あるでしょう、だから」
「そうお?私はダンナの目の前で平気で読むよ?(BLものは人前では絶対に読まないけど)」
「えっ…」
彼はびっくりしていいのかどう反応していいのかが、咄嗟に判断できなかったみたいでした。
あー、やっぱりBL系にはまっていると見抜かれているなー。
「私は純然たるギャグものしか買わないから」
とは言ったものの、自分で言っててかなり嘘くさかった。
そこでわかったこと。
よーするに、私は異邦人。
ぼさーっと聞き流していた今までは気がつかなかったけれども、私はアクセントが他の人と違いすぎることにここに引っ越して以来何年も後に気付きました。
いいよ別に、と思っているけれど、連載小説に矛盾が出るかも…と思い始めました。
まっ、別にいいよね。
でも、うちの家族の会話が個人によってイントネーションがばらばらなのが笑える。
私…標準語
夫…県西部(出身地)
娘…県東部(現在居住地=出身地)
冷静に聞いていると結構面白い。
虫がいるらしくて、女子小学生がきゃあきゃあ言っている。
わかっているよ。蛾の幼虫(無毒)がのたのたとお散歩しているのは先刻ご承知。
それくらいできゃあきゃあ言うなよ。ゴキブリの死骸にぎゃあぎゃあ喚いて娘に片付けてもらったのは他ならぬ私ですが。
娘が友達連中にキアゲハの幼虫を披露していました。キアゲハはセリ科(人参、アシタバ、セロリ、ディル、ウイキョウなどにおいが強いやつ)の植物しか食べないはずだけど、パセリをむしゃむしゃ食べていたので、庭の片隅に生えている使い道のないウイキョウに移したのです。もっとも、私が無知なだけで、パセリはセリ科だったりした…。
当然友達連中はこわがるばかり。しかし、キアゲハの幼虫は、触られるとオレンジ色の角を出して悪臭を発するはずなのに…触られ慣れしているのかうちの幼虫は身をくねらせるだけで角を出さない。ちょっと問題だと思う。
ここまで長くなったのなら、前回までのあらすじをつければいいのでは…と忠告されました。
それはそうですね。新聞の連載小説だって、1ヶ月毎にこれまでのあらすじが書かれています。
ヒマがあるときにでも各月毎につけることにしましょうか。
しかし、辛さの目安があんまり当てにならないので、娘に食べさせるときに困ります。本当に辛くないカレーもあれば、辛さレベルが最低なのに、辛かったりまちまちです。
今日、私は家計簿ソフトにぶっ通しで午後中4時間以上しがみついていたので、夕飯がレトルトカレーとサラダ。さあ、困った。娘のカレーをどうしよう。悩みに悩んでドライフルーツ入り野菜カレー(インド製・辛さ最低ランク)にしました。大人組は神戸三○屋のポークカレー(冷凍)。
結果は大ハズレ。娘は辛い辛いと言いつのり、試しに食べてみたら、辛い。激辛好きな私でも辛いと感じる。「すっきりした辛さ」と称するポークカレーの方がまだ辛くない。娘は辛いといいつつも、ポークカレーを食べていました。娘曰く、「辛くてもおいしいカレーは我慢して食べちゃう」。タイのイエローカレーがあればなあ。あれは本当に辛くない。パッケージを写真にとってレトルトカレーリストを作ることにしました。
はじめにカネロニ(伊)、次にレバーケーゼ・マッシュポテト添え(独)、ご飯とニシンの昆布巻き(日)。
備蓄食糧が大量にストックしてあったので、引っ越し前に少しでも減らそうと変な内容になってしまいました。
引っ越しの荷造りを始めています。分不相応な広いところに独身時代から住み着いていたので、余分な荷物が後から後から出てくる。持っていく荷物より捨てる方が多いってどういうこと?引っ越しなんか幼いときに一回、こちらに来るときに一回、自分で本格的に係わるのは初めてです。
娘が「ママの本、減らしてよ。多すぎるんだからね」と文句をつけています。本棚を三つ占拠し、更に自分の整理棚にまで進出し、それでも足りなくて溢れているのが気にくわないらしい。ところが、私ときたら、「この中途半端な本棚は処分して~天井まで届くでっかい本棚買い直して~もっと本を買い足すんだ~」なんて野望を抱いているから始末に負えない。「せめて100冊(六歳児がこの数字の実質的な意味合いを理解しているとは到底思えない)に減らしてよ」と娘は言いつのりますが、とんでもない。この五分の一に減らせってか?ブックログにリスト作ったはいいが、多すぎて途中で挫折したのは誰だっけ。
娘と二人で国営武蔵丘陵森林公園に行きました。本当はダンナも行く予定だったのが、体調を崩してしまったので二人だけ。しかし、お弁当を三人分作ってしまったので、ダンナの昼飯分を分けて、残りの二人分を詰め直して出発。
サイクリングコースの話をしたら、俄然娘が乗り気になったのです。自転車が思う存分乗れる。…って結局園内一周コース約17㎞+2㎞(私が道を間違えた)で、総計一時間以上は自転車こぎ。そして、水遊び場で30分。水深5~30㎝なので、娘は前身濡れ鼠になって帰ってきました。よくそんなエネルギーがあるよ。子供って極限までエネルギーを使い果たし、次の瞬間寝てるって当たり前だから油断がなりません。
サイクリングは爽快でした。風が気持ちいい。木陰のサイクリングの気持ちいいこと。自然を満喫するのにお手軽な環境にいることを幸せに思わなくては。
帰り道、5分も経たずに娘は後部座席で寝てました。私は精神的にはすっきりしていたのですが、肉体的にちょっと疲れました。
また行こうかな。娘は明日も行きたいと言ってますが、引っ越しの準備もしなければいけないのに、ちょっと無理です。