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管理人の日常です。
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私が小学校高学年の時でした。
 クラスメートに「中学受験」をする人がちょろっといました。私が本心から一番親しくしていた人が中学受験組で、周囲には表面的に仲良しに見えていたであろうグループのひとりも中学受験組でした。前者は親の言うことにきまじめに従い、後者は受験塾をさぼりまくったあげく、宿題を知り合いの一人(私のことです)に押しつけていました。
 前者は漫画の単行本を読む自由がなくて、しじゅう私の家に来ては、たった五巻しかない「Dr.すらんぷ」をむさぼるように読んでいました。さほど漫画が好きでない私も、義務教育しか受けていない私の親も、彼女にどこか異常な雰囲気を感じて、「あの子のために、ある程度漫画本を買っておく?」「そしたら、自由に読めるよね」なんて真剣に話し合っていたような。彼女は私立中学に合格し、時々わたしに手紙をくれました。その文面が、「正しい手紙の書き方」そのものだったので、辟易したような記憶があります。
 後者は、巧みに親の目をかいくぐって、塾をさぼっていました。私は彼女に言葉巧みに乗せられて(今思えば)、宿題を代わりにやっていました。結局、受験は失敗したらしく、私と同じ地元公立の中学に通うことになりました。
 私が中学受験にいい印象を抱いていないのは、これらの経験のせいかもしれません。結局、社会人になってしまえば皆同じ。ただし、一部のエリート層は特別あつらえの教育をうけているから全然違う。

 いろいろと反響がある大阪府知事ですが、私はなんとなく教育の面だけは、彼の気持ちがわかるような気がします。
 はっきりというと、彼は貧乏人の息子です。お金をたっぷりと掛けてもらえる境遇のこどもたちよりも、ずいぶん苦労しなければならなかったのだと思います。
 皮肉なことに、彼が事実上エリートになったせいで、その他エリート達との幼少時の教育方法を知ってしまって、一般庶民との落差にはじめて気付いて、愕然としたのかも知れません。
 だからこそ、公教育の向上(学業上の)に執念を燃やしたのではないのかと思います。自分のように親がお金持ちではなくても、公立しかいくあてのない子ども達に、もっと質のよい教育を受けさせれば、以前より学業上で苦労しなくて済むのかも…と考えたのかもしれません。
 私の一方的な推測にすぎません。ただ危ういのは、あくまでも学業上って線が濃すぎるところです。
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