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管理人の日常です。
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明日にでも、エタノールで洗ってみるか…
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 22日夜に逝去されましたM.K.さまにつきまして。
 心よりご冥福をお祈りいたします。
 
 今日は朝から、彼女が残したブログを読んでいました。母もガンに罹患して、己の死期を悟っています。少しでも、患者の立場でかかれたブログ(ある程度長文であるから、情報が得られやすい)を読みたかったのてす。
 彼女のブログには、私が知りたいことが詰まっていました。
 がんに罹患した人間の思うことについて。日常生活について。
 まだ読み終わっていません。 
 彼女と母は、置かれた立場が全く違います。
 年代、子供の年齢、立場、ガンの罹患部位etc…
 共通しているのは、ガンに罹患したことと、「まだ、生きたい。希望がある限り、生きていたい」という思い。
 
 何年前だったか、母との会話の中で、「食べたいものが食べられない、体力が落ちて動くことも難しい。そんな状態で生きたくはないよねー」という感じで盛り上がったことがありました。
 ところが、20日の説明後、病院内のカフェでいろいろと話している中で、
「わたしは何でもいいから生きたい」
 と母が言ったことに私は驚愕しました。
「え、それって、おばあちゃん(母の母、食道ガンで食道切除のちガンが転移して寝たり起きたりの生活を送った後、末期ガンで死去)みたいになっても…?チューブだらけになっても?」
 うん、と母は頷きました。
「だって、生きていたいよ。寝たっきりになったらどうかわからないけど。母さんは(母の母)、体力的にどんなにしんどくなっても下の世話だけは人に任せなかったし。直ったら、温泉くらいは行けるかなあ。みーみー(私の高二の娘)の大学入学、いや、せめて成人式は見たい。○○(花の名前)も見たいし。山に行くと、季節によっていろいろ花が咲いているんだよ。見たかったけど、もう、無理だよね」
 その時の私は掛けるべき言葉を思いつきませんでした。
 
 彼女のブログを読んで、母の気持ちがなんとなくわかり掛けた気がします。
 食事=生き延びるため。楽しみもあるけれど、健康なときに比べて楽しむ割合は下がっている。
 生きていきたい=自分の周りに起きる現象に関わり続けたい。母は、山登りが趣味です。たった一人の孫の成長も楽しみにしています。母が身ごもった中で、成人したのは私だけです。後の二人は流産だったり誕生日を迎える前になくなりました。一人娘の私が産んだのは娘一人。思い入れは人一倍でしょう。
 子供を産む=親孝行、とかつてお世話になった産婦人科の先生はおっしゃいました。
 娘を産んだときの父母の喜びようを見て、先生のおっしゃったとおりだな、と納得しましたが。
 今になって、私の娘が母の生きる縁のひとつになっていると思い知りました。
 母の娘…私はもう四十を過ぎていて、未来はほぼ見えている。
 母の孫…娘は十六。将来やりたいことは確定し、夢に向かって突き進む。私の父母に向かって目を輝かせてやりたいことを語っている。
 若いっていろいろな可能性がある。その未来を見たいと、母は希望しているのでしょう。
 …その娘は、本日行われた塾の2者面談(親と先生)の結果を聞いてがっくりしていました。
「…宇宙工学系、それしかないの?マジ、三択じゃん。はああ…」
 東大、京大、東工大に行けるアタマがあるんなら、選択肢が増えるけど…?
 高校から、夏休みのノルマとして、最低二つのオープンキャンパスに行くミッションが与えられましたが。娘が早速オープンキャンパス事前申しこみした大学は…
「筑波大…もう定員いっぱいだって…」
 16日からオープンキャンパスの事前申し込みが始まった筑波大はダメだった…
「あと、首都大学東京と…名古屋大?マジ、センターこんだけ取れって?」
 おまえの壊滅的な通知書では推薦は無理なんだよ。塾の先生が、娘との2者面談の時に、通知書と模試とのあまりの解離ぶりに、模試の結果を何度か確認したらしいけど。
『たまに、こんな学生が居るんですよね…』と今日2者面談に挑んだダンナも言われたらしい。
 
 30日に予定されている母の膵臓ガンの手術説明。
 私はそれを出来るだけそのまま、娘に再現し、更に解説を加えて説明しようと計画しています。
 それから、M.K.さんのブログ。
 全部読み尽くして、母との今後に備えようと思います。
二十日に、母の胃がん手術についての説明が成される予定でした。
 しかし、胃がんの精密検査で使用したCTスキャンによって、膵臓にガンらしき影が確認されたときに状況は一変しました。
 膵臓ガンは発見されたときには進行ガンになっているケースがほとんどです。
 見つかった胃がんは初期で、明るい展望だったのを。…膵臓ガン(疑)がひっくり返してくれました。
 従って、二十日の説明内容は、胃がんよりも膵臓ガンの方に重きを置いた内容になりました。
 私は休暇を取って、車で実家に行き、そこから母と二人で電車で病院に行きました。
 
 三時半から説明がはじまるはずが、実際に診察室に呼ばれたのは五時。
 三時過ぎには病院に着いていたので、長い待ち時間の間、母といろいろと話をしました。
 家族のこと、仕事のことなど。こんなにじっくりとプライベートな話が出来たのは初めてでした。ことに、母は私たち家族のプライベートを聞きたがり…普段はそうでもなかったのに…私は細かく自分の日常や、娘の高校受験や高校生活についてのエピソードなどを話しました。
 
 実は、CTスキャンで影が見つかったときに、膵臓ガンの疑い、の宣告をされたそうです。
 その時に説明してくれたM先生が、ずばずばと言うタイプだったらしく。
「保って2、3年だね」
 と、あっさり言われたそうです。父は真っ青になり、母は頭が真っ白になったとか。

 説明の順番が回ってきたとき、いいかげん待ちくたびれていました。同じ待合室に居る人が次々と診察室に呼ばれている。次は私たちかな…と勝手な予想はいくつも裏切られ…いっそのこと飲食店並みに、皆が見られる状態の書き込み式だったら気を揉まずに済むのに。

 H先生は思いやりのある方でした。絶望的な内容の説明に、なんらかの余地を残していました。言ってる内容は、母から聞いたM先生と同じだと思いましたが。『ものは言いよう』としみじみ実感しました。特に、死期をある単位で切られた人間にとっては。
 母がすがるように訊ねます。 
「素人考えなんですが、残された部分が多いと回復が早いような気がするのですが。そんなに切らなくてはならないんですか」
 母の内臓は広範囲にわたって切除される予定です。胃がんが出来ているのは胃の入り口付近。そして、膵臓ガン関連では、膵臓の頭部、十二指腸の全部、胃の一部、胆のう、胆管などを取り除くもので、残った膵臓を小腸につないて膵液が小腸に流れ込むようにします。場合によっては、膵臓の全てを摘出するかもしれません。
 H先生曰く、
「どれだけ残すかと言うよりも、残された膵臓がどれだけ機能するかですね。手術しても直る見込みがなければ、はじめから開腹しませんよ。9(対)1とか8(対)2とか…その辺は意見が分かれるところですが、僕はこのように考えています。たとえ7(対)3でも、希望が持てるから、手術するのだと」
 母は、
「じゃあ、少しは希望が持てるのですね」
 H先生は曖昧に頷いただけだったけれど、母の顔色はたちまち明るくなりました。

 五時を余裕で過ぎていましたが、母がティータイムを要望したので、病院内のレストランでおやつを食べることにしました。
 母はアップルパイとホットコーヒー、私は抹茶シフォンケーキ(生クリーム、粒あんおよび粉砂糖を抜いたもの)とアイスティー。
 改めて、H先生の話をかみ砕いて説明し、術後に食べられなくなる可能性がある食品を解説。術後の栄養指導で初めて教えられても遅いんだよ。食べられるうちに食べておかなきゃ。ね。
 それから、H先生の説明にもあったインスリンの話。血糖値を下げる働きがあるインスリンを作っているのは膵臓で、膵臓を取ってしまうと当然インスリンがでない。Ⅰ型糖尿病と同じ。だから、インスリンを自ら打って血糖値をコントロールする必要が出てくる。
 小学生だって、インシュリンの自己注射を行っていると母に教えました。そうなの…、と母は少し安心したようでした。

 帰り道にも、話がはずみました。中でも、両親が老後をどのように過ごすつもりで居るのかと、金融財産について明確に話が出来たのが収穫でした。
 まず、二親とも、私の世話にはなるつもりはない、と。私は一人っ子ですので、そのような親の見解がはっきりしてホッとしました。しかし。別の問題がある。
 …って言われても、要介護レベルになったとき、とか…どうするんだよって。私が物理的あげくに金銭的面倒も見なきゃあかんのか。私が知りたいのはそこです。
 母が口にした、両親の預貯金の額を聞いてびっくり。父は中卒の建築系の職人で、私をお金の掛かる私大薬学部に入れてくれたあげく(スチューデントローン無しで)、ここまで貯められるなんて、お父さんもお母さんもすごいな…と尊敬します。同時に、安心しました。父が悪徳商法に引っかからない限り、一応は大丈夫でしょう。
「あんただって、それくらいあるでしょ。共稼ぎだし」
 軽く言い放つ母に、私は自分の年収(税込み、保険料込み)をぼそぼそと告げました。
「えっ、なに、そんなにもらってないの」
 と、驚かれました。心外だ。
 どうせ、私はサラリーをもらっているただの雇われ人だよ。
 ちなみにダンナの収入も似たようなもんです。
 と告げたら…母、絶句。
「一流企業に勤めているわけじゃないんだからさ…」
 夫婦で束になって、父に追いつく…のかなあ…安月給の雇われ人は成功した自営業に遠く及ばないんだよ。

 父に、「来てくれてありがとう」と何度も言われました。
 父から謝礼の言葉を連呼された…もともと謝礼の言葉すらほとんど言わない人なのに。
 よっぽと、心細かったのでしょう。
 私は翌日に仕事があるので、とんぼ返りです。実家から、駐車場まで徒歩3分ですが、いつもなら父は家に残って、母が駐車場までついてきて、雑談を交わしていますが。
 今回は、母が家に残って父が駐車場まで付いて来ました。
「…全く、参ったよ」
 二人とも前を見たままで会話。
「お母さんの力になってね」
「…うん」
「これからは、お父さんが頼りなんだから。家事は全部お父さんがやるんだよ」
 父が固まったのは…気のせいだと思いたい。

 30日に、いよいよ膵臓ガンの説明があります。私は仕事が終わった後、実家に前泊して説明に臨む予定です。それまでに、ざっと調べておかなくては。主治医がずばずば言うM先生になるみたいで、説明役も彼らしいので。父と母を精神的にどん底に突き落としたM先生です。
 だから、両親が先生に質問したときのフォローはしたい。
 母や父に詳細解説を乞われたら、応じられるくらいの予備知識はつけておきたい。
 使っていない医療系免許でも、(はったりで)役に立てられればいいかな。
毎年お世話になっている梅農家から、完熟南高梅が届きました。
 無農薬栽培の上、樹に成った状態で完熟させてから、収穫して送ってくれます。箱を開けた途端、いい香りが充満します。
 完熟ですのですぐに前処理をし、塩漬けにしました。
 部屋中に漂っている梅の香りに、外出先から帰ってきた娘は犬のようにフンフンと匂いを嗅いでいました。
「この匂い…桃に似てるよね。桃が食べたい!」
「そりゃ似てるだろうよ。同じバラ科だし」
「えっ、マジ、バラ科?」
「おまえの大好きなサクランボの親玉の桜もバラ科だよ」
 杏も李もバラ科だったような覚えがあるけれど、うろ覚えなので言わないことにする。

 直売所で蕗が手に入ったので、伽羅蕗を作ってみました。明日の朝にもう一度煮なおせば完成です。
午前十時くらいに、母から電話が掛かってきました。
 母が胃がんに罹患しているのはわかっています。だけど、私が仕事が休みの日に、母自身が自宅に電話を掛けてくるとは…嫌な予感しかしませんでした。
「…実は、胃がんだけじゃなくて、膵臓ガンなの」
「…」
 膵臓ガンって…いちいち調べなくても予備知識で知っている。膵臓自体が体の奥深くにあるせいで、まわりを他の内臓に取り囲まれていてガンが発見しにくいこと。早期発見が難しく、発見されたときには既に進行していること。予後が非常に悪い…つまり、5年生存率が低いこと。昭和天皇もこれが原因で崩御したはず。
 膵臓ガンと耳にした途端にこれだけの情報が頭の中を駆け巡り、…私の心は勝手に落ち着く。電話口の本人を前に、私が取り乱すわけにはいかない。
「14日に詳しく検査するんだけど、膵臓ガンのこと、全然知らないから。悪いけれど、調べてFAXで送ってくれる?」
 取りあえず、了承した旨を返答しました。実家にはiPadがありますが、父専用になっていて、母は使い方を知らないのです。しかし…
「ちょっと待って。お父さんは膵臓ガンのこと知っているの?」
 と訊ねたら。
「胃がんのことしか話していない。胃がんは初期なんだよ。それでもお父さんは『困った困った』としか言わないんだよね。普段、わたしにはトロいだの、コップをひっくり返せばなにやってんだだの、口うるさいのに。胃がんの話をして以来、私のドジに対して全然文句を言わないんだよ。あの人が気の利いたセリフを言えるわけがないとはわかっているけど…あの状態じゃ、膵臓ガンのことなんか言えないよ。今日、お父さんは三時ぐらいまで帰ってこないから…」
「わかった。ただ、資料がたくさんあるので、私が適当にまとめてFAXするよ。書き直すから時間が掛かるけどいい?」
「悪いね。私も、もう、何が何だか、よくわからなくなってる。がん、って聞いた途端に頭が真っ白になって。お父さんは取り乱しているし。うちに居ると、あのこと(膵臓ガン)のことをぶちまけたくなるから、なるべくうちに居ないようにしている。友達の誘いにも乗りたいし、ちょっとした遠出もしてみたいんだけど…。先生も、今のうちに小旅行とかやっておきたいことをやりないって薦めてくるんだけどさ…」
「とりあえず、お父さんには胃がんの手術をしたらって前提で話をすればいいんじゃない?内臓を一部でも取っちゃうと、からだにかなりガタが来るのはわかっているはずじゃない」(母は28年前に胆嚢を摘出しています)
「でも…言えないよ…」
 と母は弱々しく主張します。
 だけど、私も言えない。父相手に、うまくごまかす術がわからない。
 父、母、私の三人で構成されている家族で、潤滑油的存在は母です。私も父も、取りなすことも、下手に出ることも出来ないから。母が居なくなったら、私と父は衝突するでしょう。60代後半~70代の父親と30~40代の次世代は、母親が潤滑油になっているパターンが多いと思うのです。母親が居なくなった途端に仲違いするケースが多くなるのではないかと予想します。
 とにかく、私は国立がん研究センターの資料を読み込んで五分の一にまとめ上げ(それでもA4二枚になりました)、印刷してFAXしました。ただし、5年相対生存率については、あえて記しませんでした。さんざん迷った末でした。

 私の推測ですが、膵臓ガンが胃に転移したのではないのだろうかと。
 母には、術後の優先順位を決めておいてもらった方がいいのかもしれない。
言語による思考停止、全拒否のシャッター。「わかった、私が全部悪いんだな」「わかった。これから口聞かない」言葉でシャッター下ろした人間は他人をわかりやすく全拒絶したことに気づいていない。だから、気づかせた。

タイミング、思考。育ち方によってずいぶん違う。
もしも、あなたが相手から態度や素振りで拒否されたら。言葉は伴わずに。
プランA:そのまま思考停止して、相手と自分の間に言葉でシャッター下ろす。手っ取り早いじゃん。
プランB:相手から少しでも話を引き出そうとする。膠着状態をなんとかしようとする。面倒くさいけれど、相手の関係を保つ努力はしている。

思考停止、あげくに暴力で育てられていると、前者になるらしい。少しでも拒否される→全否定された→相手が自分の言い分を聞いてくれるわけが無いと決め付ける→全拒否のシャッター→真剣に相手をしている人間は怒る。

父親が怒ったあげく、耳を貸そうともしない→自己主張すると暴力振るわれる→結果、相手が父親ではなくても、雰囲気で相手を判断→あ、この人怒ってる。こっちが口聞いたらさらに怒り狂うだろう→全拒否シャッター。

 ここまで書いていて、気づいたけれど、…父親相手に全拒否シャッターして、大丈夫だったんだろうか。あ、そうか。すべて私が悪うございます、いかようにでもして下さい、と言えば父親の溜飲は下がったのかもね。
まず、
 27日の記事について、メッセージを下さった方々にはお礼の言葉を申し上げます。
 お気遣い下さりまして、ありがとうございます。お言葉に甘えまして、個別のお返事は差し上げないことにいたしました。気持ちが楽になりました。ありがとうございました。
 
 本日は、娘の中学時代の男友達が複数在籍する県立男子校の文化祭がありました。
 娘とその友人を自家用車で送っていくついでもありましたし、そもそも男子校とはどんなものぞやと興味が湧いて、軽く見てみようかと見学することにしました。
 訪れた時間帯が午後2時過ぎということで、少々遅めだったこともあり、娘が在籍する女子高の文化祭よりは人出が少ないように感じました。廊下ぎちぎちみっしりじゃなかったし、スムーズに移動が出来ました。
 …久しぶりに、男子高校生の集団にお目に掛かりましたが…やっぱりむさい。通常なら、男子高校生しかいないと想像すると…むさすぎる。女子が居ないと文句を垂れている男子生徒の気持ちがわかる。この男子校のミスコンで再確認し、…同日の女子高のミュージカルで確信した。
 女子高の演劇は、男役も女子が務めます。これがまた、非常にイケメンだったりする。そして、イケメン率は高い。しかも、悶絶レベルが毎年居るそうな。娘に音楽部(ミュージカルの配役@写真付き)のパンフレットを見せてもらいましたが、まるでヅカでした。男役主役とツーショットを撮ってもらうだけで気絶寸前になってしまう気持ちはよくわかる。それほどイケメン。
 しかし、男子校のミスコンを見る限り、超絶かわいいとか美形というのは皆無。まあまあかわいいかな、という子は居ますけど。悶絶レベルは、まず居ないのではないかな。
 女子は男子の代わりを務められるけれど、逆はほとんど無いのではないでしょうか。
 
 …だから、男子校では異性が居ないことにブーイングする野郎が大勢居るのでしょう。
 女子高では、…代わりが居るもの。「○○センパイ、スカート着ててもカッコイイ!」と口にして憚らない後輩女子はわんさか居るらしいし。
 共学出身の私には、ついぞわからなかったことでした…。
…を、久しぶりに開きました。
 きっかけは、文学ワイン会。本の即売会があり、そこで本を購入すれば、著者のサインがもらえるし、ツーショットも可能。
 どうせ買うのなら、普段読まないような系統がいいな、と。
 選んだのは「扉のかたちをした闇」。連弾詩集と表記されています。

 思いもつかない言葉遣いを駆使して私を楽しませたのは、Mさん。
 あー、これあるある、とわかりやすかったのが、Eさん。
 Mさんの詩だけでは疲れたでしょう。
 Eさんの詩だけではつまらなかったでしょう。
 両者が交互にページを重ねたから、読みやすく感じたのかも。
夜に、実母から電話がありました。
 胃がんになってしまったこと。手術その他の説明が来月にあるので、同席して欲しいとのこと。
 
 聞いた瞬間、案外早かったなというのが感想です。母方は癌家系ですから、そのうちに癌になるだろうとは予想していたけれど。もっと後の話かと思っていました。
 よくよく考えてみれば、母は69歳。罹患してもおかしくない年でした。
 あんまり驚いていない私に、母は不審感を抱いたらしい。
「驚いていないみたいだけど、どうして?」
 と聞かれました。
 癌家系だし、そのうちなるものだとわかっていたよ…とストレートに答えるわけにもいかず、なんとなく予感はあったと言葉を濁しておきました。
 
 これから、どうなるか。
 治療費はどうするのか、母が入院中はどうするのか。こちらと実家は車で一時間半の距離があります。
 私がフルタイム正規で働いているのは両親ともに承知していますが…前世代の標準を盾にされたら困ります。仕事は休めない、仕事は辞められない、この二点は主張していかないと。このブログには記していましたが、両親に知らせていないことがあります。…ダンナの精神疾患について。打ち明けるのは最終手段ですが。
 仕事を辞めるわけにはいかない。娘はまだ高校生ですし、将来的には大学(下宿)に入れるつもりですし。老後を考えると尚更です。
 自分では落ち着いているつもりでしたが、気持ちが昂ぶって空回りしているみたいです。
なぜか全然腹が立たない。

以下、娘のツイート。
  母親というものはどこもこういうものなのだろうか…
自分が知ってて他人が知らないことを「え!?知らないの!?」って言うし、基本的なことを「〜ってわかる?」っていちいち単語確認してきたり、何様なのか…
母親を好きになれるとは、どう言うことなのか…。
 そして、すぐに家の話を仕事と繋げたがって、「仕事だったら〜」「私が上司だったら〜」「普通だったら〜」「教えてくださいって言うんだよ。仕事だったら」
あの私あなたの部下じゃないし、父親もあなたの部下じゃないし、「そんなんで社会でやっていけない」って家と外で態度が同じな人間がいるの?
 あと、自分の知識ひけらかすおじさんも嫌いってよく言ってるんだけど、あなた自身がしてるってことは「おじさん」というワードを使うことによって、自分をうまく除外してるのかな?
つまり、自覚あるのかな?それとも、無自覚なのかな…。
女はこわいな…。
  なぜ私の周りの大人(二人しかいないけど)とくに女は、酔っていても酔っていなくても自分の知識自慢するようにことあるごとにうんちく言いだすんだろう…。女性らしい女性苦手とか嫌いとか言ってるのに、私から見たらどう考えてもただの女だと思う。

 以上、ツイート終わり。

 十年前にこの年頃の娘からこのようなツイートをされたなら、激昂していると思う。
今は全く平静です。
 あー、うん。私が二十歳だったら、同じツイートするよねって思う。今の自分って、まさしく娘が見たまんまの行動しているから。

 ただ、一つだけ世間の認識と間違っていることがあると思う。
知識自慢をしがちなのは、むしろ男性の方かと思います。
 うんちく言い出す女性は結構めずらしいのではないのかと…(いやいやそれ私のことだろ)。さすがに娘限定ですが。夫以外の人間には引かれるのがわかっているので、口をつぐんでいます。
 娘に嫌がられているのはなんとなくわかっていたけれど、止める気はさらさらありません。社会に出たとき、絶対にこういう人はいると思うから。
 家庭と社会は共通点がたくさんあります。まず、世代が違う人間の集まり。赤の他人が混ざってる。昔は社会と家庭のあり方が分断されていたので、家庭内ダメ人間でも会社でそこそこやっていければある程度の収入は稼げたけれど。
 今は、家庭内と会社内とで、昔よりも差が無くなっていると思うし。ただ、仕事上だと二度目の失敗はないけれど、家庭内だとある程度の失敗はあって当然。所詮、賃金を得る目的ではないしね。助け合いだから。
 だけど、共働きで、私とさほど帰宅時間が違わない人間に、家庭内の仕事をまわすのは当然でしょう。つまり、サポートではなく、夫自身がメインでやろうとする意識が必要で、そのためには仕事に例えることが必要になってくる。だから、家の話を仕事と結びつけることが必要。ましてや、家の話をサポートとしか認識していないこの世代の男性を相手にするならば、ここ重要。仕事と結びつけなければ理解してもらえない可能性が高い。
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