管理人の日常です。
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2025/03/11 ---- 何かというと「死ねばいいんだな」ダンナが4度目の長期病休
2021/05/03 ---- メモ書きを見つけたので整理がてら。
2020/12/08 ---- 旦那が三回目の長期病休明け
2020/11/27 ---- 週三でジムに行くと
2020/11/09 ---- 旦那が三回目の長期病休
先月に、母(膵臓がん胃がんを患い、去年の七月に手術)から、国立がん研究センターから発表された最新のがん三年死亡率のデータを調べて欲しい、と頼まれました。何でも、最新発表がされたという記事が某全国紙に載っていたらしいのですが、母が患った膵臓がんについては詳細が記載されていなかったとか。
取りあえず調べて印刷し、郵送しました。リンクはこちら。結論として、女性の膵臓がんステージⅢの三年生存率は10.2%、ステージⅣは2.5%。母はステージⅢからⅣと宣告されていました。
本当のところ、知らせたくは無かった。でも、今後の覚悟というか計画というか…母本人はもとより、頑丈で病気知らずの父にも覚悟を持ってもらいたかった。だから、あえて資料を郵送する形で私の心を知らしめたつもりです。
本人は落ち込んだみたいです。「あと一年…二年生きられれば御の字か…」と呟いていましたが、がん宣告の直後と全く雰囲気が違いました。覚悟が出来たような口調でした。
私も覚悟しなくては。なるべく多く、母と話そう。残り少ない間を会話で埋めよう…母がしぶとく生き延びれば御の字って事で。
国立がんセンターの統計データを漁っていたら、面白い事案を見つけました。
サバイバー生存率ってものです。リンクはこちら。ただし、エクセルファイルですので、エクセルのソフトが入っていないと見られません。
がん宣告の時点を「0年サバイバー」として、以下、一年が経つごとに生存している患者を「1年サバイバー」、「2年サバイバー」、…として、それぞれのさらなる五年後の生存率を調べたものです。
元がエクセルファイルでしたので、試しにグラフに加工してみたら、膵臓がんのサバイバー生存率は面白い挙動を示していました。告知後生き延びる期間が長いほど右肩上がりに、「更なる五年生存率」が上がるのです。そのうちにグラフを掲載しようと思います。
このデータを高三の娘に見せてみたところ、
「前の奴よりもずっと良いデータじゃん。さっそくばあちゃんに知らせなよ。ばあちゃんには長生きして欲しいもん。少なくともあと七年は生きていて欲しい」
と。
七年の根拠は…娘がやりたい仕事は大学院まで出ていないと難しいから。一人前になった自分を見て欲しいのかも。
母にこの資料と娘の望みを話したら、「…ありがとうね」と言われました。しかし、今のデータはもとより、母に頼まれたデータまで娘に掲示していたことに驚かれました。
「あの子、知ってるの?」
母の問いに私は答えました。
「隠す必要ないでしょう。あの子はもう高校三年生だよ。(ばあちゃん、死んじゃ嫌ぁ~とグズグズする年でもないし、娘が私の実両親に会うのは年三~四回)」
年長者が年少者に出来ることは最早殆どないのではないかと思っています。たいていのことはネットで調べられるし、年寄りの知恵もまたしかり。
しかし、年長者が年少者に出来ることは確実にあります。
それは、『老い』とはどのようなことなのか。『死』とは。なんなのか。知らしめること。
こればっかりは、実際に側に居なければわからない。
取りあえず調べて印刷し、郵送しました。リンクはこちら。結論として、女性の膵臓がんステージⅢの三年生存率は10.2%、ステージⅣは2.5%。母はステージⅢからⅣと宣告されていました。
本当のところ、知らせたくは無かった。でも、今後の覚悟というか計画というか…母本人はもとより、頑丈で病気知らずの父にも覚悟を持ってもらいたかった。だから、あえて資料を郵送する形で私の心を知らしめたつもりです。
本人は落ち込んだみたいです。「あと一年…二年生きられれば御の字か…」と呟いていましたが、がん宣告の直後と全く雰囲気が違いました。覚悟が出来たような口調でした。
私も覚悟しなくては。なるべく多く、母と話そう。残り少ない間を会話で埋めよう…母がしぶとく生き延びれば御の字って事で。
国立がんセンターの統計データを漁っていたら、面白い事案を見つけました。
サバイバー生存率ってものです。リンクはこちら。ただし、エクセルファイルですので、エクセルのソフトが入っていないと見られません。
がん宣告の時点を「0年サバイバー」として、以下、一年が経つごとに生存している患者を「1年サバイバー」、「2年サバイバー」、…として、それぞれのさらなる五年後の生存率を調べたものです。
元がエクセルファイルでしたので、試しにグラフに加工してみたら、膵臓がんのサバイバー生存率は面白い挙動を示していました。告知後生き延びる期間が長いほど右肩上がりに、「更なる五年生存率」が上がるのです。そのうちにグラフを掲載しようと思います。
このデータを高三の娘に見せてみたところ、
「前の奴よりもずっと良いデータじゃん。さっそくばあちゃんに知らせなよ。ばあちゃんには長生きして欲しいもん。少なくともあと七年は生きていて欲しい」
と。
七年の根拠は…娘がやりたい仕事は大学院まで出ていないと難しいから。一人前になった自分を見て欲しいのかも。
母にこの資料と娘の望みを話したら、「…ありがとうね」と言われました。しかし、今のデータはもとより、母に頼まれたデータまで娘に掲示していたことに驚かれました。
「あの子、知ってるの?」
母の問いに私は答えました。
「隠す必要ないでしょう。あの子はもう高校三年生だよ。(ばあちゃん、死んじゃ嫌ぁ~とグズグズする年でもないし、娘が私の実両親に会うのは年三~四回)」
年長者が年少者に出来ることは最早殆どないのではないかと思っています。たいていのことはネットで調べられるし、年寄りの知恵もまたしかり。
しかし、年長者が年少者に出来ることは確実にあります。
それは、『老い』とはどのようなことなのか。『死』とは。なんなのか。知らしめること。
こればっかりは、実際に側に居なければわからない。
今日も、実家に行って両親に会ってきました。
母は抗がん剤治療が終わり、体力を取り戻している最中ですが、便秘に苦しんでいるとのこと。消化に悪いもの=キノコ、こんにゃくは基本的にダメ。だけど、便秘を直す最良の方法は「繊維質を多く摂る=消化に悪いものを食べる」なんですよね。
健康な状態だと一日二日お通じが無くても平気でいられるそうですが、母の現状のように病み上がりで体力の消耗が激しい状態だと便秘は結構身体に堪えるそうです。
私が実家に行って、やること。昼食の支度、片付け。布団干しなどの力仕事の手伝い。母と散歩がてらの無駄話。
たったこれだけでも、母が言うには元気が出るそうです。
若いときは親が年取って衰えたときのことを何にも想像してなかった。だから、北海道に就職するか、なんて平気で口にしていました。…まあ、いろいろあって今の場所に落ち着いたけれど、実家とは車で片道1.5~2時間で割と近いし、父親は元気だし、今のところはなんとかなってます。
今になって思うこと。
一人っ子は親の近くに居た方が楽です。
自分自身が物理的に面倒見られなくても、様々な手続きを全部自分でしなければならない羽目になりかねないし、親の様子を見知っていた方が早めに動ける。
住処が旦那の実家に近いと、ほぼ嫁があてにされるので要注意。フルタイムで働いていても免罪符にならない場合が結構あるみたいです。(老人ホームに世話になっている舅がらみで嫁が休暇取るのは日常茶飯事)
話はまるっきり変わります。
これから、四連ベーコン紛失の謎を提議します。
やってらんねえよと、思う方は上がってください。
しゃあないな、つきあってやるよと言われる方は、下の▼続きはこちらからどうぞ。
母は抗がん剤治療が終わり、体力を取り戻している最中ですが、便秘に苦しんでいるとのこと。消化に悪いもの=キノコ、こんにゃくは基本的にダメ。だけど、便秘を直す最良の方法は「繊維質を多く摂る=消化に悪いものを食べる」なんですよね。
健康な状態だと一日二日お通じが無くても平気でいられるそうですが、母の現状のように病み上がりで体力の消耗が激しい状態だと便秘は結構身体に堪えるそうです。
私が実家に行って、やること。昼食の支度、片付け。布団干しなどの力仕事の手伝い。母と散歩がてらの無駄話。
たったこれだけでも、母が言うには元気が出るそうです。
若いときは親が年取って衰えたときのことを何にも想像してなかった。だから、北海道に就職するか、なんて平気で口にしていました。…まあ、いろいろあって今の場所に落ち着いたけれど、実家とは車で片道1.5~2時間で割と近いし、父親は元気だし、今のところはなんとかなってます。
今になって思うこと。
一人っ子は親の近くに居た方が楽です。
自分自身が物理的に面倒見られなくても、様々な手続きを全部自分でしなければならない羽目になりかねないし、親の様子を見知っていた方が早めに動ける。
住処が旦那の実家に近いと、ほぼ嫁があてにされるので要注意。フルタイムで働いていても免罪符にならない場合が結構あるみたいです。(老人ホームに世話になっている舅がらみで嫁が休暇取るのは日常茶飯事)
話はまるっきり変わります。
これから、四連ベーコン紛失の謎を提議します。
やってらんねえよと、思う方は上がってください。
しゃあないな、つきあってやるよと言われる方は、下の▼続きはこちらからどうぞ。
午後九時半に固定電話が鳴りました。こんな時間にだれだ?とディスプレイを見たら、うちの実家。
おかしいな。こんな時間に電話してくる人たちじゃないんだけど…と考えつつ、受話器を取ったら、母の弾んだ声がしました。
「この時間なら夕飯が終わってると思って」
いや、終わってない。うちの夕食は遅いんです。誰かの帰りが遅くない限り、家族全員が風呂に入ってから夕飯なので。だから電話の最中にも娘と旦那は、石油ストーブの上に乗っかっている鍋から『豚肉の軟骨と大豆の煮物』を少しずつよそいながら食べている。
一方で母の台詞は続きます。
「検査したら、腫瘍マーカーが下がったんだって。抗がん剤はもうやめていいんだって!一ヶ月に2回病院通いしてたんだけど、二ヶ月に一回でよくなったって」
浮き浮きした声は続きます。
「玉川温泉でもどこでも行っていいって!うれしくなっちゃって、会計するのを忘れたぐらいよ」
…そこまで嬉しかったんだ。抗がん剤は明確に母の体力を奪っていたし、下痢を引き起こして体重がなかなか増えなかったそうです。つらい治療を乗り越えて、母はさぞかし舞い上がっていたでしょう。
「今までありがとうね。ずっと様子を見に来てくれたから、うれしかったよ。パパや○○(娘)にもよろしく言っといて」
また様子を見に行くから、と伝えたら、弾んだ声で「またよろしくね!」と言われました。
また近いうちに様子を見に行って、母の歓喜を共有しようかな。
はじまりは二人きりの会話でした。
「膵臓ガンの5年生存率って10パーセント行かないんだって?私、それ知ったのが手術した後でさ。退院して十日くらい経ったとき。先生に聞いちゃったよ。『5年生存率って10%行かないんですって?』ってさ。先生は統計を取ればそうなりますって言ってたけど、こんなに苦しい思いをして何のために手術したのかと考えたよ。だって、手術しても5年後の生存率が10%いかないんでしょ?だったら、余命一年でも手術なんかしないでいればよかった」
続けて母は同じく膵臓ガンで余命三ヶ月と宣告された人の例を挙げました。六ヶ月後でもぴんぴんしているとのこと。しかも、母の具合が悪いとき、父の機嫌がよろしくないらしい。
「いかにも不機嫌そうにバタンバタンと音を立てて布団をたたんだりするのよ。あんなの見てたら手術なんてするんじゃなかったって思うわ。昔の人だから、『俺がするべきじゃないことをさせられている』と思っているんだろうけど」
私の同世代も性的役割分担が思考に染みついていると思うし…。一定世代以上の方は性的役割分担に拘る率が高いと思います。
その結果、女性が病気になると、風邪でもガンでもダンナに気兼ねするのでしょう。いちいち気に病んでいたら治るものも治らないじゃないか。自分がダンナの不機嫌の原因になるのなら、死んじゃった方がいいと考えたくなるのもわかる。
それは置いておいて!
とにかく、私がしなければならないことは、母の誤解を解くこと。
ガン5年生存率とは、手術してから5年後の生存率ではない!がんと診断されてから5年後の生存率だ!
よって、発見されたときにはステージが最終になっている人が格段に多いガンは、生存率が低くなるわけ。膵臓ガンは発見されにくいので自然と生存率が低くなる。ガンは早期発見が生存率につながるのです。
説明して誤解を解きました。母は納得した後、解放されたような顔をしていました。今まで一人で抱え込んでいたようです。母と二人きりになる機会は殆どありませんでした。今日は偶然にも二人きりになれて、母は涙ぐみながら苦悩を打ち明けてくれました。ずっと気がつかなかった私もバカでした。
帰宅して無事に着いた旨を連絡したところ、父が電話に出ました。
このところ、初期の感謝の言葉がなくなった父から、改めて「ありがとう」を五回も言われて、どう反応していいのか嬉しいながらも戸惑いました。たぶん、私が母の誤解を解いたことに感謝しているのだと思う。昼食の四川担々麺ではなくて。
名古屋に店がある錦城監修の四川担々麺を私と父の昼飯に作って、大変美味しくいただきました。今まで食べた担々麺の中で一番美味しかった。お店で食べたい。
「膵臓ガンの5年生存率って10パーセント行かないんだって?私、それ知ったのが手術した後でさ。退院して十日くらい経ったとき。先生に聞いちゃったよ。『5年生存率って10%行かないんですって?』ってさ。先生は統計を取ればそうなりますって言ってたけど、こんなに苦しい思いをして何のために手術したのかと考えたよ。だって、手術しても5年後の生存率が10%いかないんでしょ?だったら、余命一年でも手術なんかしないでいればよかった」
続けて母は同じく膵臓ガンで余命三ヶ月と宣告された人の例を挙げました。六ヶ月後でもぴんぴんしているとのこと。しかも、母の具合が悪いとき、父の機嫌がよろしくないらしい。
「いかにも不機嫌そうにバタンバタンと音を立てて布団をたたんだりするのよ。あんなの見てたら手術なんてするんじゃなかったって思うわ。昔の人だから、『俺がするべきじゃないことをさせられている』と思っているんだろうけど」
私の同世代も性的役割分担が思考に染みついていると思うし…。一定世代以上の方は性的役割分担に拘る率が高いと思います。
その結果、女性が病気になると、風邪でもガンでもダンナに気兼ねするのでしょう。いちいち気に病んでいたら治るものも治らないじゃないか。自分がダンナの不機嫌の原因になるのなら、死んじゃった方がいいと考えたくなるのもわかる。
それは置いておいて!
とにかく、私がしなければならないことは、母の誤解を解くこと。
ガン5年生存率とは、手術してから5年後の生存率ではない!がんと診断されてから5年後の生存率だ!
よって、発見されたときにはステージが最終になっている人が格段に多いガンは、生存率が低くなるわけ。膵臓ガンは発見されにくいので自然と生存率が低くなる。ガンは早期発見が生存率につながるのです。
説明して誤解を解きました。母は納得した後、解放されたような顔をしていました。今まで一人で抱え込んでいたようです。母と二人きりになる機会は殆どありませんでした。今日は偶然にも二人きりになれて、母は涙ぐみながら苦悩を打ち明けてくれました。ずっと気がつかなかった私もバカでした。
帰宅して無事に着いた旨を連絡したところ、父が電話に出ました。
このところ、初期の感謝の言葉がなくなった父から、改めて「ありがとう」を五回も言われて、どう反応していいのか嬉しいながらも戸惑いました。たぶん、私が母の誤解を解いたことに感謝しているのだと思う。昼食の四川担々麺ではなくて。
名古屋に店がある錦城監修の四川担々麺を私と父の昼飯に作って、大変美味しくいただきました。今まで食べた担々麺の中で一番美味しかった。お店で食べたい。
*コメントが投稿できない状態になっていました。仕様を変更しましたので、今は投稿が可能です。申しわけありませんでした。
実家に帰って昼食と夕食を作り、両親と顔を合わせるのは隔週恒例となりました。昨日も行ってきました。途中で踏切待ちしていたとき、もくもくと煙が出ていてびっくり。何事かと思ったら、蒸気機関車でした。週末にその路線を走るのは知っていましたが、目にしたのは初めてでした。少しだけラッキーな気分になりました。
母が退院して以来、父が主に家事を担当しているのですが、母は後ろめたく思っている様子。それまでずっと父は家事に手を出そうとしなかったらでしょう。その世代の人間のスタンダードですが、オンライン雑誌媒体の記事で気になることが載っていました。おぼろげにしか覚えていませんが、初めのうちはガンになった奥さんの世話や手伝いを張り切ってやっていた旦那様が、だんだん不満をため込んでいったあげくに夫婦仲が非常に悪くなりガンの治療にも悪い影響を与えたというものでした。次にそのような結果に至る段階を説明します。
多くの70代以降の男性は、家事は自分がやるべき仕事ではないと認識しています。
本来の仕事ではない→やれば見返り(感謝の言葉など)があるはず→見返りがあるのは初めのうちだけ→不機嫌になり、それとなく家事が嫌だと匂わす→患者の方は家事に割ける体力が無く、ダンナが不機嫌なのは自分がガンになったからだと自責の念に駆られる→治療に対して後ろ向きになる。
その記事を目にして心配になり、父の態度についてそれとなくさぐりを入れてみましたが、以前とは比べて特に不機嫌になっているわけではなさそうでした。但し、母が自責の念にかられているのは確実でした。その上、父は元が口数が少なくあんまり表情が変わらない人です。
「お父さんって、テレビ見ててもあんまり笑わないのよ。私と喋ってても楽しそうじゃないし」
「それっていつものことなんじゃ…」
「わかってるんだけどね。ほら、家のことをいろいろとやってくれてるでしょう。だから余計に気になってね。私も体が利かないし、抗ガン剤飲むと余計に怠くてね。本当、申し訳ないのよ」
母が言うには、私が実家に帰ると父の機嫌が良く、滅多に笑わない父が声を出して笑うとか楽しそうになるそうです。
そんなことを聞いたら毎週でも行きたくなりますが、私の体力の問題もありますし、父の方が私に気を遣って「無理するんじゃないよ」と頻繁に口にします。母は毎週でも私に来て欲しいみたいですが&hellip
実家に帰って昼食と夕食を作り、両親と顔を合わせるのは隔週恒例となりました。昨日も行ってきました。途中で踏切待ちしていたとき、もくもくと煙が出ていてびっくり。何事かと思ったら、蒸気機関車でした。週末にその路線を走るのは知っていましたが、目にしたのは初めてでした。少しだけラッキーな気分になりました。
母が退院して以来、父が主に家事を担当しているのですが、母は後ろめたく思っている様子。それまでずっと父は家事に手を出そうとしなかったらでしょう。その世代の人間のスタンダードですが、オンライン雑誌媒体の記事で気になることが載っていました。おぼろげにしか覚えていませんが、初めのうちはガンになった奥さんの世話や手伝いを張り切ってやっていた旦那様が、だんだん不満をため込んでいったあげくに夫婦仲が非常に悪くなりガンの治療にも悪い影響を与えたというものでした。次にそのような結果に至る段階を説明します。
多くの70代以降の男性は、家事は自分がやるべき仕事ではないと認識しています。
本来の仕事ではない→やれば見返り(感謝の言葉など)があるはず→見返りがあるのは初めのうちだけ→不機嫌になり、それとなく家事が嫌だと匂わす→患者の方は家事に割ける体力が無く、ダンナが不機嫌なのは自分がガンになったからだと自責の念に駆られる→治療に対して後ろ向きになる。
その記事を目にして心配になり、父の態度についてそれとなくさぐりを入れてみましたが、以前とは比べて特に不機嫌になっているわけではなさそうでした。但し、母が自責の念にかられているのは確実でした。その上、父は元が口数が少なくあんまり表情が変わらない人です。
「お父さんって、テレビ見ててもあんまり笑わないのよ。私と喋ってても楽しそうじゃないし」
「それっていつものことなんじゃ…」
「わかってるんだけどね。ほら、家のことをいろいろとやってくれてるでしょう。だから余計に気になってね。私も体が利かないし、抗ガン剤飲むと余計に怠くてね。本当、申し訳ないのよ」
母が言うには、私が実家に帰ると父の機嫌が良く、滅多に笑わない父が声を出して笑うとか楽しそうになるそうです。
そんなことを聞いたら毎週でも行きたくなりますが、私の体力の問題もありますし、父の方が私に気を遣って「無理するんじゃないよ」と頻繁に口にします。母は毎週でも私に来て欲しいみたいですが&hellip
今日、実家に行ってきました。
胃と膵臓部分切除の母にも食べられそうなおやつとメインのおかず、父用のメインのおかずを持参しました。
昨夜のうちのメインは鶏団子カリフラワーカレークリームシチュー。鶏肉団子と玉葱と人参とマッシュルームをひたひたの水で煮て、牛乳を適量足してバターと小麦粉のルーを溶き伸ばしてとろみを付け、ゆでたカリフラワーを加え、カレー粉を加えて混ぜれば完成。
母が食べる献立には油をたくさん使えないので、ルーを入れる前の段階で別鍋に移し、コーンスターチでとろみをつけました。NG素材のマッシュルームはあらかじめ取り除けておきます。母には味覚障害があるので濃い味ではないと食べる気が失せるとか。だから、濃い味にするために野菜スープの素をさらに加えました。
先月、私に取って衝撃的な記事を発見しました。
名医たちが実名で明かす「私が患者なら受けたくない手術」です。掲載されていた手術項目に、母が受けた「膵頭十二指腸切除術」がありました。
その記事が出た頃には、すでに母の手術は終わっていましたが。興味がある方はこちらにリンクを貼りましたのでどうぞ。
私が母の手術説明の際に質問したのが、術後の食事制限のことでした。あまりにも著しかったら、手術を止める選択肢も考えた方が…と思ったのです。
医師が答えた内容。「食事制限ないですよ」
それ、めちゃくちゃ嘘だった。後に行われた栄養士による栄養指導の内容を親に聞いたところ、正確には「そのうち食事制限がなくなるかもしれない」でした。
医師は食事のことは栄養士に丸投げ…っぽかった。
医師は食事制限の内容すら把握していないのか…?と不審に思いました。いやいや、具体的な献立と食事制限はまた別だろう。
加えて、その記事を読んで思った事。
…医師は患者の命が長らえればそれでいいのかなあ。クオリティオブライフ(QOL 生活の質)なんてどうでもいいのかなあ
後ほど加筆整理する予定です。今の内容ですと、話のスジが整っていないので。
ただ、私は言いたい。
医者自身が受けたくない手術を患者に当然のごとく勧めるのは止めてくれ。QOLがどれだけ悪化するかを具体例を出して説明してちょうだい。
そして、私は。…母が受けた手術を施術されるのはまっぴらだ。抗ガン剤投与もかんべんしてくれ。特に、消化器系統にガンが出来たら手術したくない。子供が一人前になる前だったら考えるけれどね。だから高度治療をカバーしているガン保険に入っています。
胃と膵臓部分切除の母にも食べられそうなおやつとメインのおかず、父用のメインのおかずを持参しました。
昨夜のうちのメインは鶏団子カリフラワーカレークリームシチュー。鶏肉団子と玉葱と人参とマッシュルームをひたひたの水で煮て、牛乳を適量足してバターと小麦粉のルーを溶き伸ばしてとろみを付け、ゆでたカリフラワーを加え、カレー粉を加えて混ぜれば完成。
母が食べる献立には油をたくさん使えないので、ルーを入れる前の段階で別鍋に移し、コーンスターチでとろみをつけました。NG素材のマッシュルームはあらかじめ取り除けておきます。母には味覚障害があるので濃い味ではないと食べる気が失せるとか。だから、濃い味にするために野菜スープの素をさらに加えました。
先月、私に取って衝撃的な記事を発見しました。
名医たちが実名で明かす「私が患者なら受けたくない手術」です。掲載されていた手術項目に、母が受けた「膵頭十二指腸切除術」がありました。
その記事が出た頃には、すでに母の手術は終わっていましたが。興味がある方はこちらにリンクを貼りましたのでどうぞ。
私が母の手術説明の際に質問したのが、術後の食事制限のことでした。あまりにも著しかったら、手術を止める選択肢も考えた方が…と思ったのです。
医師が答えた内容。「食事制限ないですよ」
それ、めちゃくちゃ嘘だった。後に行われた栄養士による栄養指導の内容を親に聞いたところ、正確には「そのうち食事制限がなくなるかもしれない」でした。
医師は食事のことは栄養士に丸投げ…っぽかった。
医師は食事制限の内容すら把握していないのか…?と不審に思いました。いやいや、具体的な献立と食事制限はまた別だろう。
加えて、その記事を読んで思った事。
…医師は患者の命が長らえればそれでいいのかなあ。クオリティオブライフ(QOL 生活の質)なんてどうでもいいのかなあ
後ほど加筆整理する予定です。今の内容ですと、話のスジが整っていないので。
ただ、私は言いたい。
医者自身が受けたくない手術を患者に当然のごとく勧めるのは止めてくれ。QOLがどれだけ悪化するかを具体例を出して説明してちょうだい。
そして、私は。…母が受けた手術を施術されるのはまっぴらだ。抗ガン剤投与もかんべんしてくれ。特に、消化器系統にガンが出来たら手術したくない。子供が一人前になる前だったら考えるけれどね。だから高度治療をカバーしているガン保険に入っています。
今日(土曜日)、実家に行きました。
ほぼ二週に一回は実家に行って母と父の様子を確認しています。
高速道路を使って片道二時間弱。日帰りです。泊まりだと、私の体が休まる余裕がなくなるので。親の世話をするのは、あくまでも私の時間と体が許す限りにとどめておきます。私は頑健なたちでは無いので週一レベルの休息が必要なのです。学童保育の行事の時に、いかに自分が体力が無いかを思い知らされたし。
母は抗ガン剤の治療を始めています。四週間服用して二週間休薬するサイクルを、様子を見ながら続けるらしい。
心配していた嘔吐はなかったものの、下痢や倦怠感に悩まされる日々が隔日で起こるらしい。
「来てくれると元気が出る」
母は言いますが、さすがに週一で訪れる体力が私には無い。やはり二週に一度ですね。
母は味覚がおかしくなっているそうです。常に口の中が苦い。以前に好きだった煮干し出汁は、生臭さが鼻について口に出来ない。濃い出汁で味を付けないと食べられない。私が以前に買った出汁用うす削り(鰹・鯖混載)を使ってくれているみたい。おじやをつくったりしているみたい。
加えて胃がんを患った結果、柔らかい物しか口に出来ない。冷凍うどんは数十分ゆでないと食べられない。太麺でコシを重視している品ならばなかなか柔らかくならないよね。
私が地元業者のゆで麺を持っていったところ、簡単に調理できて且つ美味しかったらしい。母に感謝されました。…住んでいるところがうどん県だから、いろんなタイプの麺が売っているのです。小麦粉みっしり使っている系、お水多い系、幅広麺、細麺、中太、極太、…などなど。
ほぼ二週に一回は実家に行って母と父の様子を確認しています。
高速道路を使って片道二時間弱。日帰りです。泊まりだと、私の体が休まる余裕がなくなるので。親の世話をするのは、あくまでも私の時間と体が許す限りにとどめておきます。私は頑健なたちでは無いので週一レベルの休息が必要なのです。学童保育の行事の時に、いかに自分が体力が無いかを思い知らされたし。
母は抗ガン剤の治療を始めています。四週間服用して二週間休薬するサイクルを、様子を見ながら続けるらしい。
心配していた嘔吐はなかったものの、下痢や倦怠感に悩まされる日々が隔日で起こるらしい。
「来てくれると元気が出る」
母は言いますが、さすがに週一で訪れる体力が私には無い。やはり二週に一度ですね。
母は味覚がおかしくなっているそうです。常に口の中が苦い。以前に好きだった煮干し出汁は、生臭さが鼻について口に出来ない。濃い出汁で味を付けないと食べられない。私が以前に買った出汁用うす削り(鰹・鯖混載)を使ってくれているみたい。おじやをつくったりしているみたい。
加えて胃がんを患った結果、柔らかい物しか口に出来ない。冷凍うどんは数十分ゆでないと食べられない。太麺でコシを重視している品ならばなかなか柔らかくならないよね。
私が地元業者のゆで麺を持っていったところ、簡単に調理できて且つ美味しかったらしい。母に感謝されました。…住んでいるところがうどん県だから、いろんなタイプの麺が売っているのです。小麦粉みっしり使っている系、お水多い系、幅広麺、細麺、中太、極太、…などなど。
母が食事の支度が出来る程度に回復したらしく(掃除など力仕事はドクターストップかかっていますが)。8/19に様子を見に行ったときに比べて格段に元気でした。
母は先週から抗ガン剤治療を開始しました。抗ガン剤が全ての薬剤の中で、いちばん毒に近い物だと考えている私は、ひどく心配になって母の様子を見に行きました。
下痢していないか?嘔吐していないか?怠すぎる体を布団に埋めていないか?
母が言うことには、ここ一週間あまりで下痢は数回あった。吐き気はない。二、三日おきに体調が悪くて動けないことがある。
ただ、味覚障害があって、口の中が常に苦いらしい。
母は今日初めて牛肉に挑戦。摂取できる動物性蛋白質に制限がかかっていたのを、少しずつ先を試しているようです。
母は先週から抗ガン剤治療を開始しました。抗ガン剤が全ての薬剤の中で、いちばん毒に近い物だと考えている私は、ひどく心配になって母の様子を見に行きました。
下痢していないか?嘔吐していないか?怠すぎる体を布団に埋めていないか?
母が言うことには、ここ一週間あまりで下痢は数回あった。吐き気はない。二、三日おきに体調が悪くて動けないことがある。
ただ、味覚障害があって、口の中が常に苦いらしい。
母は今日初めて牛肉に挑戦。摂取できる動物性蛋白質に制限がかかっていたのを、少しずつ先を試しているようです。
学校で模試がある娘を駅まで送り届けた後、車で実家に向かいました。高速道路走行中に下り車線を見れば、詰まっていてノロノロ運転。
母は座椅子のリクライニングを緩く倒して横になっていました。完全に体を起こした状態を保つのは難しいみたい。
食料が尽きたと言うことで、父と母と私で近所のスーパーに買い出しに行きました。徒歩十五分の距離を母は歩くことが出来ず、父が車を出しました。
母には店内を歩き回る体力がありません。ある程度歩いたところで疲れたらしく、カートを支えにして止まってしまいました。カートに父と私が物を入れていく方式になりました。
会計の際には、母は近くの椅子に座って待機し、私と父で会計を済ませました。やっぱり消化器を取ってしまうとかなり体力的ダメージにつながるのですね。
食事の支度以外の家事は父が担当しているらしい。かといって、食事の支度もそれなりに重労働ですので、父は自分の分は適当に調理している模様。以前はカップラーメンにお湯を入れるくらいしか料理が出来なかったのに。人は変わるものですね。
お昼ご飯の支度をしました。母はかけうどん1/3玉。父と私は焼きそば。
おやつはバナナ半分。母は胃を切除したので一度に多くは食べきれないのです。
夕飯に、母向けにクリームシチューを作りました。鶏胸肉は皮を取り、バターはごく控えめに。バターをケチるとクリームシチューがだまになる。味見してみたけれど、物足りない。自宅で作るときは鶏もも肉を使い、バターはけちらないから。
父向けにはハンバーグ(たねを作っただけ。焼くのは父)。
口に合えばいいんだけど。ブロッコリーはそっちでゆでて下さい。
関東地方は大雨の真っ最中。雨脚が弱くなった所で帰りました。
しかーし、最寄りインター手前の道路が水没。水をかき分けて車を進めるのははじめてでした。側溝の蓋から水が噴き出しているのも初めて見ました。激しい雨に視界不良で、高速を運転していて恐かった…
泊まらないでその日のうちに帰るのは楽です。泊まりだと翌朝のんびり出来ないし、朝ご飯作らなきゃだし、そんな私に父や母が気を遣うのも嫌。また、日帰りで実家に行って手伝おう。
仕事を休まずに、助けられるところから助けよう。
母は座椅子のリクライニングを緩く倒して横になっていました。完全に体を起こした状態を保つのは難しいみたい。
食料が尽きたと言うことで、父と母と私で近所のスーパーに買い出しに行きました。徒歩十五分の距離を母は歩くことが出来ず、父が車を出しました。
母には店内を歩き回る体力がありません。ある程度歩いたところで疲れたらしく、カートを支えにして止まってしまいました。カートに父と私が物を入れていく方式になりました。
会計の際には、母は近くの椅子に座って待機し、私と父で会計を済ませました。やっぱり消化器を取ってしまうとかなり体力的ダメージにつながるのですね。
食事の支度以外の家事は父が担当しているらしい。かといって、食事の支度もそれなりに重労働ですので、父は自分の分は適当に調理している模様。以前はカップラーメンにお湯を入れるくらいしか料理が出来なかったのに。人は変わるものですね。
お昼ご飯の支度をしました。母はかけうどん1/3玉。父と私は焼きそば。
おやつはバナナ半分。母は胃を切除したので一度に多くは食べきれないのです。
夕飯に、母向けにクリームシチューを作りました。鶏胸肉は皮を取り、バターはごく控えめに。バターをケチるとクリームシチューがだまになる。味見してみたけれど、物足りない。自宅で作るときは鶏もも肉を使い、バターはけちらないから。
父向けにはハンバーグ(たねを作っただけ。焼くのは父)。
口に合えばいいんだけど。ブロッコリーはそっちでゆでて下さい。
関東地方は大雨の真っ最中。雨脚が弱くなった所で帰りました。
しかーし、最寄りインター手前の道路が水没。水をかき分けて車を進めるのははじめてでした。側溝の蓋から水が噴き出しているのも初めて見ました。激しい雨に視界不良で、高速を運転していて恐かった…
泊まらないでその日のうちに帰るのは楽です。泊まりだと翌朝のんびり出来ないし、朝ご飯作らなきゃだし、そんな私に父や母が気を遣うのも嫌。また、日帰りで実家に行って手伝おう。
仕事を休まずに、助けられるところから助けよう。